今回は三陽山長にハーフラバーソールで補強し、傷補修を行いましたのでご紹介したいと思います。三陽山長といえば、名古屋だと最近大名古屋ビルジングにできましたね。コロナウイルスの影響により営業自粛中ですが、コロナ明けに是非みにいきたいものです。個人的に三陽山長好きなので。靴の名前とかかっこいいですよね。
三陽山長にハーフラバー補強。どのタイミングで補強をしたらいいの?傷補修はどの程度直る?
さて、賛否両論あるハーフラバーソールでの補強ですが、こだわりが特になければ靴を長持ちさせるためにも補強はお勧めしております。どのタイミングで補強するのが良いかというと、オススメは履く前、でしょうか。なぜなら・・・下記写真をご覧ください。
グッドイヤーウエルト製法のものですとどうしても最初反りが悪いためつま先が極端に削れてしまいます。そのためこの状態から補強をする場合、削れた部分に革を充てて高さを戻してから貼り付ける必要があります。高さを戻さずに補強をしてしまうと、常にラバーに負荷がかかることになり剥がれやすくなるというデメリットが生じてしまいます。なるべく削れる前にお持ち込みいただくのがベターです。
そして、傷補修についてです。こちらの写真を見るとがっつり傷が入っているのがわかります。
この状態のまま靴磨きをして綺麗にすると逆にこの傷が目立ってしまい気になってしまいますので補修をしてから磨いてあげると良いでしょう。完全に消すことは難しいですがかなり目立たなくすることができます。それではそれぞれの仕上がりをご覧頂きましょう。
三陽山長にハーフラバー補強と傷補修。仕上がりは?金額や納期は?
つま先の削れた部分に革を当てて高さを戻してから取り付けましたので自然な仕上げりとなりました。ソールが黒ならラバーも黒一択ですね。もちろん赤色などチョイスいただければ可能です。
そして傷補修後の写真がこちらです。
こちらもほとんど目立たなくなりました。ワックスでコーティングすることでさらに目立たなくすることができますが、なるべくクリーム仕上げの段階でも目立たないようにします。
鏡面仕上げもしたのでさらに魅力的になりました。
今回の靴磨きはデラックスコース(3,000円税抜き)、傷補修1箇所1,500円(税抜き)、ハーフラバーソール4,000円(税抜き)+革積み上げ1,000円(税抜)です。
革を積み上げる費用が別途かかりますのでやはり削れる前にお持ち込みいただくのがよろしいかと思います。
同じようなお悩みをお持ちの方は是非当店にお問い合わせ下さいませ。
お読みいただきありがとうございました。