靴底に穴が空いてしまったし、かかともすり減ってしまったし、もう捨ててしまおうかな?そういったタイミングがあると思います。しかしその靴を捨てる前に、オールソールという靴修理の方法をこちらでお伝えしたいと思います。
こちらの靴のように、つま先が剥がれ、靴底に穴が空き、かかともすり減り、取れてしまった靴。
靴を修理する、という方法を知らない場合は捨てるしか選択肢がありませんが、実はオールソールという靴底を全交換する修理方法があるのです。
その靴、オールソール修理してまた履けます!どういう修理方法?
今回はスペインで有名なカルミーナ(カルミナ)の靴。上記のような状態になってしまってはオールソール修理の一択となります。
方法としては、まず古い靴底・かかとを全て剥がします。そのあと、クッションの役割を担うコルクを平らに詰めて新しい靴底を接着します。さらに、今回はグッドイヤー製法でしたので靴底と靴本体を一緒に縫い合わせてより強度をあげます。最後に、オリジナルに合わせてかかとの高さを整えて、コバを調整し補色を行い完成です。
ざっくり以上のような工程なのですが、靴修理の中でもオールソールは難解作業になりどうしてもコストがかかり、日にちをいただいてしまいます。しかしながら、捨てようと思っていた靴をまた履けるようになりますので、是非こちらの修理を検討いただければ幸いです。
カルミーナをオールソール修理してまた履けるようになりました!仕上がり、金額や納期はどれくらい?
こちらがカルミーナをオールソール修理したあとの仕上がりです。オリジナルでは革底を採用していましたが、タフに使いたいということでダイナイトソールという、ラバータイプのものに変更をしました。このように、カスタマイズができるのもオールソールの良いところかと思います。
これで今後も長く履くことができますね。履き心地も、ほぼそのままなので快適です。
オールソールしてからは、定期的な靴磨きはもちろん、かかとを交換したり、革底であればハーフラバーソールを取り付けたりしてメンテナンスしながら履いていただくのがよいでしょう。
せっかく靴修理をして靴底が復活しましたので、靴磨きも一緒に行いリフレッシュしました!
金額はダイナイトオールソールのため19,800円税込でした。納期は1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかりました。靴磨きは3,300円税込でした。ちなみに革底でオールソールする場合は18,700円税込〜となります。
その靴、捨てる前に靴を修理する!という方法をご検討されてみてはいかがでしょうか。お読みいただきありがとうございました。
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