靴クリームには様々な種類と色が存在するため、実際に購入する際にどのクリームしたら良いか判断が難しいと思います。このページではシンプルにクリームの種類と選び方をお伝えしたいと思います。
まず、靴クリームの種類ですが乳化性と油性クリームがあります。革に必要な成分は主に「水分」と「油分」です。油性クリームには水分が含まれておらず油分のみでできているためツヤはこちらの方が強くでます。ただし、水分を補給できず、別にデリケートクリームを使用する必要があるため、初心者の方には「乳化性クリーム」の方をおすすめします。乳化性クリームか油性クリームか判断する場合は、製品の裏に記載してある品名を見れば分かります。乳化性の場合は乳化性クリーム、油性の場合は油性クリームと表記がしてあります。
サフィール、コロンブス、モウブレイ、コロニルなどたくさんのメーカーから靴クリームが出ていますが、基本的にはビンに入っているものなら問題ありませんので金額などで判断しても良いかもしれません。
気をつけていただきたいのは、パッケージに書かれている成分表記です。ロウ・油脂・有機溶剤が主な成分ですが、シリコンなどが含まれているものは革をコーティングしてしまうので注意しましょう。
次にクリームの色の種類の選び方です。靴クリームは革の栄養補給とは別に補色するためにも使用されます。靴クリームは補色力はそこまで高いものではありませんし、靴の状態によっては一切補色されない場合がありますので注意が必要です。
基本的には使いたい靴と同じ色を使用すれば問題ありませんが、例えば茶色の靴の場合、その靴の色より濃い色のクリームを使用するとワントーン濃い色になります。そのためあまり今の靴の色を変えたくない場合はその靴の色よりも明るい色、あるいは無色(ニュートラル)をおすすめします。
黒色の靴には黒色の靴クリームがオススメです。無色のクリームでも良いのですが、無色とは言っても、見た目は白色ですので使用を重ねていくと履きシワ部分が白っぽくなってしまいますので注意が必要です。
お読みいただきありがとうございました。