革靴は快適な歩行を齎せてくれますが、どうしても夏場などはとくに臭いが気になってしまうかと思います。
足の臭いのもとになるのは、人間の汗腺にあるアポクリン汗腺とエクリン汗腺に分けられます。汗というものはほとんど無臭なのですが、この汗を放置してしまうと皮膚にいるバクテリアがそれを分解し、臭いが発生してしまいます。このバクテリアは取り除くのが難しく、そのための改善策としては履いている靴を改善することが対策の一番の近道なのです。
靴のお手入れだけに限らず、靴の内部のケアをすることでより快適に靴を履くことができます。その内部ケアの方法をお伝えします。
- アルコールスプレーまたは消臭スプレーで内部を除菌する
- サドルソープを使って内部を丸洗いする
- お酢を水で2、3倍に薄めて内部を吹き上げる
- 脚に合わない靴を履かないようにする
- 同じ靴を2日以上連続して履かないようにする
- 靴をしまうときはシューキーパーを入れるようにする
- 下駄箱に湿気が多い状態で入れないようにする
大きくこの8点の方法があります。消臭スプレーでは、香りが付いているものは選ばないようにしましょう。香料により臭いがごまかされて根本的な解決にならないためです。サドルソープでの丸洗いは非常に効果的でありますが、インナーが黒ずんだりしてしまう可能性がありますので注意が必要です。足に合わない靴を履いてしまうと、足が靴の中で動いてしまい、余計な汗をかいてしまうため注意が必要です。シューキーパー(木製のもの)は臭いを吸収してくれる役割を果たすため、必ず入れておくようにしましょう。同じ靴を連続して履いてしまうと、前日にかいた汗が放出しきらずに湿った状態になり、バクテリアが増える原因になってしまうため3足以上を履き回すよう足数は揃えておきましょう。