土台まで削れに削れたブーツのヒール部分。かかと=ヒールですね。今回はこちらを修理しましたのでご紹介します。こちらの靴、最初は6ミリくりのラバーヒールがついていたのですが、長期間修理せずに履いていたことで木?のようなものが丸見えになっています。こちらは実は革なのですが、見た目も悪いですし歩行にも悪影響が出てしまいます。こんな状態になっても直せるのが靴修理の面白いところです。
土台まで削れてしまったヒール部分。どのように直していく?
これらを修理する方法はシンプルです。革の土台が削れてしまった分を、革を充てて補填してあげます。ただし、今回の靴はかなり減っているため、3重に革を充てることとなりました。これで、土台部分が真っ直ぐになったため、ここに新しいラバーヒールを取り付けてあげれば完成です。それでは仕上がりです。
土台まで削れてしまったヒールを修理!仕上がりは?納期や金額は?
このように、綺麗に直すことができました。よく見ると、革を充てた跡が見えますができる限り目立たないようにしています。
釘をラバーヒールと一緒に打ちましたので強度も出ています。これで今年の秋冬は大活躍ですね!
ヒール交換修理は紳士靴で3,850円〜です。土台の継ぎ足し代は1箇所1,100円です。こちらの靴は8,250円程で対応させて頂きました。3日〜1週間ほどいただければできます。
みなさまも、秋冬のブーツを出したらこんなにかかとが削れてた!となっていたらぜひご相談いただければ幸いです。
ご覧頂きありがとうございました。