プルストラップとは、かかとの履き口部分に付いている持ち手の部分のことです。革で作られていたり、布で作られているものがほとんどです。ドクターマーチンなどが多いでしょうか。
今回はこちらのプルストラップの千切れ修理を行いましたのでご紹介いたします。
プルストラップは上記の写真の部分のことです。せっかくのデザインが台無しになってしまいました。しかし、これを縫い直してあげることで改善が可能です。
プルストラップの修理。作業工程は?メリット・デメリットは?
プルストラップ修理において、修理方法は大きく2つです。1つは千切れてしまった部分から再度履き口部分にストラップを入れ込み縫い直す方法、そして2つ目は新しく作り替えてあげることです。今回は前者の方法で対応しました。
メリットとしては、同じデザインのままなので両方交換する必要があるがないということです。ただし、ちぎれた部分から入れ直すために、少々短くなってしまうことがデメリットとして挙げられます。履いていればほとんど目立ちませんが、気になる方場合は作り替えることをお勧めします。
まずはちぎれた部分を除去するため、縫い目を外します。そして、接着剤を塗布しストラップを再度入れ込み、縫い直すというのが大まかな方法です。さらに今回は強度を出すために縫目を1箇所追加しました。これでより強度が増すのです。それでは早速仕上がりをご覧くださいませ。
プルストラップの修理。仕上がりは?納期や金額は?
写真のように、無事綺麗に修理が完了しました。縫い目を増やしてより強度を上げています。元々あいている穴を通すように縫いました。2枚目の写真のように、両足と比べるとストラップの長さが変わりましたがそこまで気にならないとは思います。
金額は1箇所2,000円税別からとなります。今回は新たに縫い目を増やしたので系2,500円税別となりました。これに、革あてをしたりストラップを作り直す場合は別途費用が発生しますので是非お問い合わせ下さいませ。納期も最短で1日ほどでできます。
いかがでしたでしょうか?お気に入りの靴で、プルストラップがちぎれてしまったりしても修理が可能です。是非当店にお持ち込み下さいませ。
お読みいただきありがとうございました。