ライニング、腰裏修理とは、かかとの内側部分のことを指します。スニーカーでも革靴でも、履いているとここの部分が擦れて穴が空いてしまったりします。すべり革修理、履き口修理とも呼びます。聞き覚えのないワードですが、靴修理をする上で使用するワードですので頭の片隅に入れておいても良いかもしれません。

かかとの内側、ライニング(腰裏)修理。どうやって直す?

中敷も破れていますが、今回はこのかかとの内側の破れを改善します。

さて、このかかとの内側の修理、所謂ライニング修理がどこの部分を指すのかわかった上で、どのように修理していくのかを説明していきます。

こちらの写真は、ライニング部分(白い紐が出てしまっている部分)も一緒に修理が必要になります。まずこのライニング部分に革を巻きます。その後、破れてしまったかかとの内側部分に1枚革を接着してから、パイピング部分を一緒に縫います。革の貼りしろは接着のみ、パイピング(履き口)部分は糸で縫って補強するということですね。

この履き口部分の縫い目に合わせて新しく貼った革を一緒に縫い合わせて直します。

一見簡単そうな作業ですが、革を漉いたりしないと足あたりが悪くなったり、うまく縫うことができません。

また、作業におけるデメリットですが、1枚革を当てますので若干サイズ感が変わるのかもしれません(個人的にはほぼ変わらないと判断しています)。また、新しく縫い目を入れることが必要になる場合もありますので、カウンセリングが必要となります。

かかとの内側、ライニング(腰裏)修理。仕上がり、納期や金額は?

こんな感じで直りました。貼りあわせの部分は漉いて足あたりをよくしています。パイピングも元どおりです。

金額は基本5,000円税抜ですが、パイピング修理も必要になったためプラス1,000円税抜が必要となりました。靴の状態によっては前後しますので是非お問い合わせください。納期は1〜2週間いただけると幸いです。

写真でのお見積もりはLINE@が便利ですので是非登録をお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました。

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小川大地

名古屋丸の内にある、靴磨き・靴修理に特化したレザートータルメンテナンスショップです。
靴磨きメーカー、サフィールのシューケアトレーナーの資格を持っています。
日々靴と向き合い、靴磨きの技術を磨く努力を重ねております。

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