今回はルイヴィトンのバッグのカラーリングのご紹介です。使用しているとどうしても起きてしまう角擦れや色抜け・・・お気に入りの鞄なのに使えない・・・そんな経験ないでしょうか?
今回は他にも多数の擦れがありました。全体的にカラーリングを施しましたので参考になれば幸いです。
ルイヴィトンのバッグの角スレや色抜け。対応方法は?
実はこの鞄、普通の黒色ではありません。写真のように、少し青みがかかった色をしていますので、そのまま黒色を補色すると塗った感が出てしまいます。調色がカラーリングにおいてもっとも重要な作業の一つです。今回はブルージーンという色と黒色を混ぜて色を作りました。これにアクリル樹脂を配合して全体的に塗布していきます。塗布する前にしっかりと汚れを落として補色しやすい状態にします。塗布が終わったら色落ち防止のための液を全体に塗布します。ただ、このバッグのステッチがネイビーなので、ここに塗布してしまうと色が変わってしまいますので細心の注意を払いました。これで完成なわけですが、補色をした後時間をおいて色の定着具合を確認する必要があるため、どうしても時間はかかってしまいます。さて、仕上がりの状態をご覧いただきましょう!
ルイヴィトンのバッグの角擦れや色抜け。どのような仕上がりに?金額や納期は?
このようにとても綺麗にすることができました。作業前の状態と比べるとしっかり補色され角擦れもなかったことのようになっています。全体的にケアも施しましたので艶感も戻りました。調色もうまくいきましたので直した感じがありません。アクリル樹脂を使用しているので汚れもつきにくい状態です。お渡しが楽しみです。
納期は3〜4週間ほどいただいております。今回のカバンはA3よりも大きいサイズでしたので15,000円(税抜)でのご案内でした。角擦れのみのカラーリングでしたらもう少しお安く対応も承りますのでお気軽にご相談くださいませ。
お読みいただきありがとうございました。