レペットはおしゃれ女子に大変人気な靴メーカーです。バレエシューといえばレペット。レペットといえばバレエシューズというほど、定着しているのではないでしょうか。

このレペット。基本的には半張り(裏張り)の修理が多いのですが、靴紐交換についての問い合わせも結構あります。

靴紐がほつれてしまい長さが短くなってしまったり、先端のプラスチックが取れてボソボソになってしまったりという悩みが多いです。

今回はそんなレペットの靴紐交換を行いましたのでご紹介したいと思います。

レペットの靴紐交換、どうやってやるの?そもそもどんな仕組み?

レペットの靴紐はこんな感じになっています。この靴紐、実は甲の部分から踵にかけて繋がっているんですね。この黒い布地の中に紐が通されているので、ギュッと絞ることで快適なフィッティングを可能にするんですね。ただの飾りではないんですね。

まずはここの縫いを外してあげます。布地を痛めないように慎重に。そしてここの縫いを外したら、紐のどちらかを引っ張って外します。スルスルーっと外れるはずです。

そしたら、新しい靴紐を用意して紐を通していくのですが、先端に硬いプラスチックが付いているものにしてください。そうしないと紐が1周通りません。このプラスチックの硬さを利用して、ゴム通しの要領で地道に地道に紐を通していきます。正直とても時間がかかります。あと指も痛くなります・・・。

そうすると・・・。

レペットの靴紐交換をしてみた!仕上がりは?納期や金額は?

このように、レペットに新しい靴紐を通すことができました。外した布地もミシンで縫い直したので見た目に変化はありません。

最後はお客様のお好きな長さに靴紐をカットして、先端はセルリップをつけておしゃれに履いていただくことができます。

基本的に靴紐交換は440円〜からいただいているのですが、このレペットの場合は縫いも必要ですしセルチップも取り付け、ひも通しにかなり時間と労力を要しますので金額が3,850円ほどいただいております。セルチップ(靴紐の先端の金具)の取り付けは1,100円でできます。お持ちの靴の状態に応じた修理をしていただくと良いと思います。納期はセルチップでしたらその場で、靴紐交換の場合は3日ほどいただくかもしれません。

お持ちのレペットで、似たような状態のものがあればぜひ当店にお持ち込みくださいませ。

お読みいただきありがとうございました。

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小川大地

名古屋丸の内にある、靴磨き・靴修理に特化したレザートータルメンテナンスショップです。
靴磨きメーカー、サフィールのシューケアトレーナーの資格を持っています。
日々靴と向き合い、靴磨きの技術を磨く努力を重ねております。

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