今回はレッドウィングで人気のベックマンのオールソールをしましたのでご紹介いたします。オリジナルのベックマンのソールは経年劣化によりボロボロになってしまいます。そうなってしまった場合は、ソール部分だけ交換するか、オールソール案件となります。今回はミッドソールを1枚取り除くためにもオールソールとなりました。ベックマンをお持ちの方で同じようなお悩みをお持ちのお客様は参考になれば幸いです。
レッドウィングのベックマン、オールソール前の状態は?
写真をよくみていただくと、亀裂が入っているのが分かります。これはソールが経年劣化によるもので、ボロボロと崩れ落ちるため修理が必須となります。ほかの部分は大変綺麗な状態なのですが・・・残念ながら修理が必要です。
前述の通り、ハーフソールの部分のみ交換はできますがステッチの色合いが変わってしまいますので綺麗にしたい場合、あるいは別のソールにカスタムしたい場合はオールソールをお勧めしております。今回はお客様のご要望によりダイナイトソールでのカスタムとなりました。さらに、ベンズ(ミッドソール)を1枚外すことでよりシャープにし反り返りも良くしました。カスタムではこういった細かい内容に修正することもできるのでお勧めです。それではさっそく仕上がりを見ていきましょう。
レッドウィングのベックマンオールソール、仕上がりはいいかに?納期や金額は?
オールソール後、今回はアッパーのメンテナンスもしております。お客様の履き方が綺麗なのでしっかり光ってくれました。
ステッチは白色、コバ部分はよりシャープさを出すために黒く着色しています。
ミッドソールを2ミリの1枚でかまし、そこからダイナイトソールを取り付けています。ダイナイトソールは厚めなので、1枚でも薄さは気になりませんね。ダイナイトソールの穴ぼこにステッチが入らないよう、サイズ感は注意して底付けを行いました。ヒールの高さに関しても、オリジナルに従事し、薄くなった分高さを調整していますので違和感なく履くことができます。お客様には大変お喜びいただきましたので安心しました。
今回納期は1ヶ月ほど頂きました。金額はダイナイトソール交換、ミッドソールも1枚かましているため20,000円税別でのご案内となりました。
レッドウィングのベックマンだけでなく他の靴もオールソールの際に自分好みにカスタムが可能です。しっかり打ち合わせを行いお客様のイメージにできる限り近づける努力を今後もしていきますのでオールソールをご検討のお客様は是非当店へお持ち込み下さいませ。
お読み頂きありがとうございました。