靴のサイズ調整について

ネットで買った靴や試着してぴったりだと思っていた靴。サイズが合わない(小さい・大きい)と感じた靴はありませんか?その靴もいろいろ対策をしてあげることで履けるようになるものです。

ここでは大きい靴、小さい靴に分けてお話していこうと思います。

まずは大きい靴に関してのサイズ調整の対策方法です。

ご自身でできる対策としてはインソールを入れてあげることです。

女性のパンプスなどヒールが高い靴に関してはハーフタイプのジェルクッションをいれてあげるとよいでしょう。ジェルが滑り止めになってくれるため前滑りの防止となります。また、ジェルクッションにも厚さがそれぞれあり厚いクッションを入れればより甲の部分がフィットします。厚さの見極め方については、例えばかかとの隙間が2ミリほどある場合は2ミリ厚のクッションを入れてあげます。クッションのおかげで足が後ろに下がり、かかとのパカパカを防ぐことができるようになります。インソールの上にクッションがあるのに抵抗がある方は、インソールの下にクッションを入れて隠してあげることができますので是非ご相談くださいませ。

紳士靴においては全敷きタイプのインソールがおススメです。紳士靴はそこまで斜面がないためです。全体的にインソールを入れ、足を持ち上げてフィットさせるようにしましょう。

よくあるかかとに貼るタイプのクッションはあまりおすすめできません。すぐ剥がれてしまいますし、接着材が劣化するとかかと部分がねちゃねちゃしてしまい大変不快になってしまうためです。しっかり脱ぎ履きするたびに靴ベラを使う方であれば良いかもしれませんが、根本的な解決には至りませんのでインソールを入れるなどの対策をしてあげるようにしましょう。

次に、小さい靴に関してのサイズ調整の対策方法です。

こちらは限界がありますが、靴の一部分(主に横幅)を機械でストレッチさせ革を伸ばしてあげることでサイズを大きくしてあげます。靴の中に機械を入れ、圧力をかけて靴を中から押し広げます。靴に負担がかからないようにするために1週間ほどかけてストレッチする場合もあります。

しかしながら小さい靴は全体的な大きさ(縦の大きさ)を変えることはできませんので、やはり入念な試着が必要です。ネットで購入するのも最近は主流になっていますが、購入する前にサイズ感は大丈夫か確認するようにしましょう。

 

お読み頂きありがとうございました。

シューズサロン VINGIAN

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