タイトルの通り、新品の革靴は磨く前に必ず靴磨きをしてあげることがとても大事です。新品の靴だから綺麗だしすぐ履いていいんじゃないの?と質問がよくありますが、より長く綺麗に履くためには、すぐ履きたい気持ちをグッとこらえてみましょう。では、なぜ新品をおろす前は磨いた方が良いのか、順番に確認していきましょう。
靴の保管方法により革が乾燥している恐れがある
新しく購入した靴。それが今までどのような状態で保管されていたかご存知でしょうか?
全ての在庫の靴が定期的に全てチェックされ、磨かれているわけではありません。基本的にはずっと箱にしまっている状態のためその間靴から油分が失われていきます。また、いつ製造されたかわからないため、その間ずっとメンテナンスがされていないことになります。革が乾燥していると良くないことが非常に多く、靴の寿命を縮めてしまいます。
乾燥した状態で履くと靴に負担がかかる
新品の靴に限ったことでありませんが、乾燥した状態で靴を履くと特に履きジワに負担がかかります。
「乾燥」ということにフォーカスした場合、例えば人の唇がわかりやすいと思います。乾燥している場合大きく口を開けると唇にヒビが入ってしまうことがあります。逆にしっかり保湿がされていればそのようなことが起こりません。革も同様、しっかり油分を補給しておけば、ヒビが入ることを避けることができます。新品の靴の保管状況により見た目よりも乾燥していた場合、ひび割れ(クラック)になってしまうリスクが高まってしまいます。
違和感のある履きジワが入る恐れがある
履く前にしっかりメンテナンスをしておかないと、違和感のある履きジワが入るかもしれません。
キレイな履きジワをいれたのであれば、新品の靴を履く前にしっかり油分を入れてあげてから履くのが大前提となります。
上記の点から、お気に入りの1足を履く前には一度メンテナンスしていただく必要があります。その方がより安心して履いていただけると思います。当店では新品の靴の持ち込みも非常に多いです。
また、靴の種類にもよりますが履く前に、靴底の補強(特につま先)を事前にしておくことも大事になってきます。
ご不明な点があればいつでもお問い合わせくださいませ。