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傷のトラブルについて

靴を履いていると気づいたら傷が付いていることがあります。当たり前ですが靴は地面に一番近い所にあるため、デスクワークで足を組み直したりするときや縁石に引っ掛けたりするとどうしても付いてしまうものです。

靴磨き店にもっていけば傷を補修してくれますが、大きい傷でないものの場合は自分でケアしたいと思うかもしれません。傷は浅いものであれば基本的な靴磨きでカバーすることができます。

まず表面の汚れをクリーナーで撮り、靴クリームを塗布します。その後ブラッシングをしてツヤを出せばある程度の傷は目立たなくなるのです。深い傷の場合で、黒色の靴であれば固いワックスを塗布し、時間を置いてから優しくブラッシングしてあげるだけでも効果があります。

このような固いワックスを傷の中に塗り込み、凹みを和らげてあげるのです。

話は戻りますが、靴は地面に一番近い所にあるためどうしても傷がつきがちです。しかし、傷がつきにくい状態にしておくことで革に傷が入るのを防ぐこともできます。それは、傷が付いてしまった後にもカバーできるとお伝えした、靴磨きです。靴クリームの成分にはロウ分が含まれており、革をコーティングしてくれる役割を持っています。口に塗るリップクリームを例として挙げると、リップクリームは膜を張ることで唇を守ってくれます。乾燥はもちろん、外部の刺激から守ります。それと同様、靴クリームにより生まれる油膜が革を守ってくれるのです。ですから、革を外部に野ざらしにせずに油膜によって層をつくり革自体が痛むのを防ぐことができるのです。

靴磨きの技術でしばしば取り上げられる鏡面磨きがあります。顔が映るくらい輝かせる技法ですが、これは見た目が美しくなるだけでなく、何層もかさなった油膜が傷から守ってくれるという効果もあるのです。うっかりつま先をどこかにぶつけてしまっても、代わりにその油膜が革を傷から守ってくれるのです。

以上のことから、ビジネスにおいて靴をピカピカに光らせておくことが見た目にもプラスに働くことになり、さらにお気に入りの靴を傷つけることなく綺麗に履くことができるのです。

少し話がそれてしまいましたが、傷がついてしまったらまずは靴磨きをして補色し、ツヤを出すことで目立たなくしてあげましょう。そして、傷が付く前に靴磨きをして油膜をつくり、傷から守ってあげるようにしましょう。

どうしても消えない傷や消したい傷があれば、当店へお持ち込みくださいませ。

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