今回はこちらのリーガルの靴をアンティーク仕上げにて磨き上げましたのでご紹介したいと思います。
アンティーク磨きというのは、写真のようなブラウンの靴に、つま先・かかとを中心に黒色を入れることでその靴の印象をより深みのあるものにする加工です。エドワードグリーンのような靴が代表的ですね。
こちらがエドワードグリーンです。見事なアンティーク磨きですね。磨きを極めれば、こんな感じに綺麗なアンティーク磨きができます!では、やり方を見ていきましょう。
リーガルの靴をアンティーク磨き!やり方は?
やり方は大きく分けて2種類あります。今後、ずっとアンティーク仕上げの靴で履いていきたいのか、それとも元に戻しても履いていきたいのかでやり方が変わってきます。
1つ目は、ずっとアンティーク仕上げで履いていきたい場合です。基本的に染料または顔料を使用します。ここで染料と顔料を挙げたのは靴によって染料で仕上げてあるものと顔料で仕上げてあるものがあるためです。顔料で仕上げてある靴に染料を載せようとすると弾いて下手つきの原因になります。顔料には顔料を、染料には染料を使用するのが良いでしょう。なお、染料で仕上げた靴に関しては顔料を使用することができますが風合いが変わるのでなるべく染料を使用するようにしましょう。
染料は革の繊維内に色が染み込み、顔料は革の繊維の上に色が乗ります。両者とも一度染み込ませたら色が落ちませんので注意が必要です。
グラデーションを意識しながら、筆あるいはスポンジでつま先・かかと部分を黒色の染料・顔料で補色していきます。境界線がはっきりと出ないようにぼかしていくのがポイントです。そうしないとかなりダサくなります・・・。
2つ目は、元の色に戻すことができるやり方です。クリームとワックスで補色していきます。こちらはクリーナーで色を落とすことができますのでアンティーク仕上げをやめたい場合にも有効です。ただし、そうしても多少は色が残りますので注意しましょう。
こちらは時間を要します。クリームもワックスも顔料の配合が多いため、塗ったら乾かす、塗ったら乾かす・・・を繰り返して徐々に色を定着させていきます。こちらもグラデーションを意識するようにしましょう。パキッと色が変わると一気に安っぽくなってしまいますので・・・。
さて2つのやり方を知っていただいた上で、早速仕上がりをご覧いただきましょう。今回はワックスでアンティーク磨きを施しました!
リーガルの靴をアンティーク磨き!仕上がりは?納期や金額は?
このように綺麗に仕上げることができました。ワックスで仕上げたため、鏡面磨きとなっています。ちなみに、アンティーク仕上げにしたいけど鏡面にしたくない場合は染料でのアンティーク仕上げがおすすめです。
エドワードグリーンを意識して仕上げました。お客様に大変喜んでいただけましたので今回の記事にしてみました!
いかがでしたでしょうか?なかなか自分でやるには難易度が高いアンティーク磨き。ぜひご依頼くださいませ。
納期は最短1日、金額は磨きとアンティーク加工と合わせて5,500円でのご案内です。
お読みいただきありがとうございました。